クレジットカードの申請が甘く年会費が無料など以前に比べてクレジットカードの敷居が低くなったこともあり、クレジットカードを利用している社会人(または大学生)は以前より多くなっています。しかし利用者が増えた分クレジットカードの利用に関係する犯罪、被害が後を絶たず、年間に数百億もの被害が出ています。クレジットカードにまつわる犯罪にはどのようなものがあるのか、このページではカード被害の事例を紹介しています。
クレジットカード/キャッシュカードの携帯性を利用した犯罪
クレジットカードは暗証番号や取引銀行等のデータを特殊な方法でカードに埋め込んでいるため、パスワードを知っている本人が使うことはまずありません。しかしカードのセキュリティを突破するツールや知識が横行していることもあって、安全と思われているセキュリティシステムはもはや絶対に安全とは言えなくなっているのが現状です。
クレジットカードはその携帯性から持ち運びに便利で、現金を持ち歩く必要もないことから多くの方がカードをひとまとめにしてカードケース等に入れています。しかし、この形状が小さく同じカードをまとめて持ち歩くことが多いことが災いして、クレジットカード一枚だけ抜き取られたり紛失した場合にすぐ気づくことが難しいという欠点が挙げられます。酒の場や公共施設など多くの人が利用する場所ではふとした拍子にカード入れやカードが入った財布を落としたり、すれ違いざまに財布ごと抜き取られるといったスリの手口で紛失する可能性もあります。持ち運びに便利なクレジットカードはそれだけ紛失しやすいということでもあるので、大事な個人情報を抜き取られないためにも万全を期した保管体制にしておきましょう。
実際に被害に遭ったらどうするべきか
細心の注意を払っていても巧みな手法でカード情報を盗み取り、それを悪用しようとする輩が後を絶ちません。カード利用に際し憂いを断つためにはスキミング防止の方法と被害にあった場合の対処をよく知っておく必要がある、と言えるでしょう。では実際に被害にあった場合にはどのような手段をとればいいのか・・・。
まず、被害にあったことを知るきっかけになった利用明細書等を持ってカード会社に直接出向くか、電話でカードの使用停止を依頼しましょう。被害に遭ってもカードの使用をそのままにしているとカードを悪用している輩が継続してカードからお金を引き出すことが予想されるため、一秒でも早く利用停止の手続きを取らなくてはなりません。カード会社に利用停止依頼したら次は警察に被害届を出します。盗難被害届けによる補償は届け出から60日以内のものと決められているため、利用明細で不審な部分があれば補償期間内に利用停止をするようにしておきましょう。
クレジットカードの被害は、現在上記のほかにも多岐に渡り起こっています、その中でも悪徳業者の存在は許しがたいものです。