切手は現金化可能?手数料や換金方法を紹介します!

切手は現金化可能?手数料や換金方法を紹介します!
切手の現金化には手数料がかかるので通常は額面よりも高く売れることはありません。

手数料をいかにして減らすかは重要なポイントです。
この記事では切手を現金化するときの手数料・相場事情とプレミア切手の魅力について解説します。

ある程度まとまったお金が欲しいのであれば、クレジットカード現金化優良店を利用するのもいいですよ。

切手を郵便局で現金化することは今はできない

切手を郵便局で現金化することは今はできない
切手を郵便局で現金化するには手数料がかかります。
正確に言えば、郵便局では切手を現金で買い取るサービスを今はおこなっていません

そのため、通常の切手は現金化したいと思っても対応してもらうことはできません。
買ってしまった切手は原則として使わなければならないと考えた方が良いでしょう。

ただ、郵便局が関連するサービスや商品との交換には使用可能です。
大きな金額の切手を小さな金額にしたいといったときには、切手1枚あたり5円の手数料で交換してくれます。

通所はがきへの交換も手数料は5円ですが、往復はがきへの交換は10円がかかります。
レターパックやスマートレター封筒などへの交換については、切手1枚ごとに42円が必要です。

郵便書簡に使用する場合にも切手1枚につき10円の手数料を負担しなければなりません。

切手の金額が高ければコストパフォーマンスが悪くないかもしれませんが、通常は大きな目減りをしてしまうので注意が必要です。

切手を郵便局以外で現金化する方法

切手を郵便局以外で現金化する方法
切手を郵便局以外で現金化する方法はたくさんあります。
切手を現金化する方法としてよく用いられているのが買取専門業者金券ショップです。

切手の買取専門業者では切手の価値を正確に見極めて査定しているのが特徴で、特にプレミア価値のある切手を高額で買い取ってくれます。

コレクターが喉から手が出る欲しいと思っているような切手なら、一枚だけでも高額買取をしてくれるのが魅力です。

一方、金券ショップではコレクター向けというよりも、一般消費者の中で切手を安く買いたいという人をターゲットにして買取・販売をしている傾向があります。

特にプレミア価値がなく、いつでも郵便局で買える切手だったとしても、大量の切手をまとめて売ってくれるというときには買取査定の結果が高くなるのが一般的です。

1枚から買い取ってくれることが多いですが、換金率が枚数によって変わりやすいのが金券ショップの特徴と言えます。

ただ、郵便の需要が低下している影響で、切手の買取専門業者が減り、金券ショップでの買取相場が下がる傾向が生まれています。

郵便を使わずにメールやSMS、LINEなどのアプリを使用するケースが増えたのが需要低下の原因です。

切手を高く売る方法として、買取業者や金券ショップがベストとは言えない状況になっています。

切手を現金化する方法として、フリマアプリインターネットオークションも以前はよく用いられていましたが、切手の出品ができないケースが増えてきています。

切手は金券と同様の扱いになり、現金化する目的で不正なやり方で手に入れている場合があると考えられているからです。

オンラインでの取引だけでなく、オフラインのフリーマーケットなどでも販売が禁止されていることがあるので、基本的にフリーマーケットやインターネットオークションなどで個人間売買をするのは難しいと考えた方が良いでしょう。

もう一つの現金化方法として今でも活用しやすいのは知人への売却です。
家族や友達、職場の同僚などに話をしてみると、切手が欲しいという回答が返ってくることはあります。

電子メールやアプリなどが広まったとはいえ、郵便を使用したいケースもあるのは確かなので身近な人に相談してみるのもおすすめです。

切手を現金化する時に高く売るコツ

切手を現金化する時に高く売るコツ
切手を現金化したいと思ったときには、できるだけ高く売りたいと思うのがもっともなことです。

切手を高く売るためには、切手の種類や性質に応じて売り方を考えるのがコツです。
まず、一般的に流通している切手か、レアでプレミア切手として注目されているかを考えましょう。

もし、レアなプレミア切手ならコレクターを狙った方が良いですが、普通に郵便局で買える切手なら一般消費者向けに買い取っている業者、家族、知人などを狙った方が高く売れる可能性があります。

もし普通に販売されている切手を現金化したいと思っているなら、周囲に切手を使っている人がいないかを探して話をしてみましょう。

相手によっていくらで買ってくれるかは違いますが、額面と同額で買い取ってくれることもあります。

一方、高く売れそうなプレミア切手だったなら、大きく分けると2つのアプローチを選ぶことが可能です。

切手専門の買取業者をいくつか見つけて、相見積もりを取るのが1つ目の方法です。
すぐに現金化したいと思っている場合に適している方法でしょう。

切手は写真を送るだけでオンライン査定をしてくれる業者が多く、すぐに相見積もりを終えられるからです。

2つ目のアプローチはオークションにかけることです。

明らかに希少価値があってコレクターが喉から手が出るほど欲しがっているなら、額面とは比べものにならないほどの金額で落札されるでしょう。

オークションは競争が起こるので人気がある切手を売りたいときには特に効果的です。

切手換金率の相場

切手換金率の相場
切手の換金率がどのくらいなのかは相場の変動の影響を受けますが、一般に流通している切手の場合には50%~70%が買取相場です。

枚数が多ければ業者としては手間がかからないので買取価格を上げられますが、数枚の場合には50%くらいで買い取ってもらえれば良い方です。

記念切手のように発行枚数が限られている場合には、60%~85%くらいが買取相場になっています。

人気のデザインであれば高い価格が付く可能性がありますが、年賀はがきのお年玉などで発行されているくらいのレア度の場合は、せいぜい85%というのが相場です。

しかし、プレミア切手の場合には額面を超える金額になる場合もよくあります。
プレミア切手の場合には使用済み切手になっていたとしても、額面よりずっと大きな金額で売れることも珍しくありません。

通常の切手だと使用済みでは売れないのが普通で、記念切手でも売れたら運が良いというくらいです。

切手の換金率はレア度による違いが大きいので注意しましょう。

現金化で高値が付くプレミア切手にはどのようなものがあるのか

現金化で高値が付くプレミア切手にはどのようなものがあるのか
高く売れる可能性が高いプレミア切手については時々刻々と変わっています。
ただ、コレクターがいつも着目している人気切手は常に高い価格で取引されているので魅力的です。

最も有名なのは見返り美人切手です。
見返り美人切手は菱川師宣の浮世絵をあしらった切手で、150万枚しか発行されていません。

今では捨てられてしまったものもあるはずなので、発行された昭和23年の見返り美人切手が未使用状態で存在していれば数万円で買ってもらえる可能性があります。

当時の5枚綴りのものがそのまま良質な状態で残されていたとしたら10万円はくだらない価値を持っているのが現状です。

日本では見返り美人切手が突出して人気がありますが、海外切手もコレクターの間で高額取引がおこなわれています。

代表的なのが中国切手の赤猿切手です。
赤猿切手の取引相場は、良品でシートのままになっていれば数百万円のオーダーになっています。

バラだったとしても1枚あたり10万円前後で取引されているくらいに人気があるプレミア切手です。

他にも中国切手には、毛沢東の切手や中国人民共和国15周年切手などの発行数が限定されていて、価値の高いプレミア切手があり世界的にコレクターが買いたいと思っています。

このページを書いた人について


筆者

切手収集と「せどり」が私の趣味です。 祖父から譲り受けた大正時代の切手があまりにも美しく、希少価値もあったので魅了されました。 当サイトでは10年ほどで積み上げてきた私の知識と経験から、皆さんの役に立つ切手の関連情報を紹介しています。 今では切手愛好家や投資家の方、小遣い稼ぎに興味を持った方などとSNSでつながりができました。 切手の現金化をしたいと思ったときには高値で売るためのテクニックがあります。 適当に売ろうとしてお金にならないトラブルを避けるためにも、ぜひ当サイトを活用してください。