ZigBee

家電向け短距離無線通信の規格の1つで、Bluetoothに近い無線通信技術である。「Zig」は「ジグザグ(zig zag)に」といった意味で、「Bee」はミツバチのことを指している。つまりミツバチがジグザグに飛び回り蜜を集める様をイメージして、「ZigBee」という名称が名付けられた。この名称は、ミツバチ同士が飛び回って集めた情報を仲間と共有するように、ZigBeeにおいてもそれぞれの機器同士が連携してネットワークを構築するといった意味が込められている。Bluetoothよりも低速(20kbps~250kbps)で通信距離も短い(最大30m程度)が、省電力(Bluetoothは120mW、ZigBeeは60mW)で低コストというメリットがある。ZigBee は、「ZigBee Alliance」が2002年から仕様を作成し、2004年12月にスタートした比較的新しい技術である。ZigBee Alliance とは、Honeywell、Invensys、Motorola、三菱電機、Philips Electronicsの5社により結成されたZigBeeの標準化団体である。ZigBeeの物理層とMAC層は国際標準規格「IEEE802.15.4」を採用し、プロトコルなどの仕様は「ZigBeeプロトコル」としてZigBee Allianceによって策定されている。ZigBeeの通信距離は最大30m程度で、データ転送速度は使用する無線周波数帯によって異なる。2.4GHzでは250Kbps、902〜928MHzでは40Kbps、868〜870MHzでは20Kbpsとされているが、日本国内で利用できるのは、電波法の関係からISMバンドとして開放されている(免許無しで利用できる)2.4GHz帯のみである。さらに、国内でZigBee機器を使用するためには、技術基準適合証明または工事設計認証により、その機器の性能が特定無線設備として電波法で定められた技術基準を満たしていることの証明が必要であり、家電向けの無線技術として手軽に使用できる状況とはなっていない。なお、900MHz帯は主に北米向け、800MHz帯は主に欧州向けである。ZigBeeでは、理論上では1つのネットワークに最大65,536台の機器を接続できることになっている。ただし、これはアドレスの割り振り最大値(0×0000~0xFFFF)であり、実際は通信頻度等に依存するため、接続可能な端末数は個々の製品により異なる。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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