UMTS

Universal Mobile Telecommunications Systemの略で、IMT-2000に準拠した第3世代(3G)携帯電話の通信方式のこと。第2世代(2G)携帯電話の一方式であるGSM(Global System for Mobile Communications)の発展形で、最大通信速度は2Mbps。ヨーロッパを中心とした電気通信事業社、メーカー、研究機関で組織されている非営利団体「UMTS Forum」が策定した。UMTS Forumには、欧州電気通信標準化委員会(European Telecommunications Standards Institute、ETSI)も参加しており、UMTSは欧州における次世代携帯電話の標準的な通信方式として採用されている。そのため、欧州では第3世代(3G)携帯電話を意味する単語としても「UMTS」という単語がよく使われる。UMTSは、厳密には無線通信規格そのものを指す名称ではなく、3種類の無線インタフェース、GSMのMAP(Mobile Application Part)コア、GSM系の音声コーデックなどをまとめたシステム全体を指す名称である。無線通信規格そのものを指す場合にはUTRA(Universal Terrestrial Radio Access または UMTS Terrestrial Radio Access)とよばれることが多い。技術的仕様は、NTTドコモなどがFOMAに採用しているW-CDMA方式とほとんど変わらない。UMTSとW-CDMAは、それぞれ採用されている地域は異なるものの、どちらもIMT-DS(IMT Direct Spread)という方式を採用しており、共に第3世代(3G)携帯電話としての互換性を有している。このようにW-CDMAやGSMの発展形ネットワークを基本として互換性が確保された第3世代(3G)携帯電話の標準化プロジェクトを3GPP(Third Generation Partnership Project)といい、ETSIのほか世界各地域の主な標準化団体が参加している。また、3GPPに対して、アメリカ合衆国のQUALCOMM社が中心となって策定したCDMA2000方式やANSI-41発展形ネットワークを基本とする標準化プロジェクトを3GPP2という。世界で普及している第3世代(3G)携帯電話は大きく3GPPと3GPP2に分かれ、この両者の間では互換性が確保されていない。日本ではNTTドコモとソフトバンクが3GPPの方式を、KDDI(au)が3GPP2の方式を採用している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ: WEB担当者様向け

関連キーワード・合わせて読みたいコンテンツ

Amazon書籍

関連書籍が見つかりませんでした。

PickUpWord

AXGP

「Advanced XGP」の略で、PHSを高速化したXGP(eXtended Global Platform)規格をさらに改良した技術仕様のこと。「高度化XGP」や「XGP2」とも呼ばれる。..

more

人気のキーワード

↑このページの上部へ