Scalable Vector Graphics

XMLによって記述されたベクターグラフィック言語のこと。略して「SVG」とも呼ばれる。SVGで記述された画像フォーマットのことを指す場合もある。ベクターグラフィックスをXMLで表現するための規格ともいえる。1998年に発足したW3C(World Wide Web Consortium)のSVGワーキンググループにより開発された。2001年9月にSVG 1.0が、2003年1月にSVG 1.1が、2003年1月にSVG TinyとSVG Basic(モバイルSVGプロファイル)が、2008年12月にSVG Tiny 1.2が、2011年8月にSVG 1.1(Second Edition)がオープン標準の規格としてW3C勧告されている。それまでWebで標準的に使用されてきた画像フォーマットには、JPEGやGIF、PNGなどがあったが、いずれもビットマップ(ラスター)方式であり、ベクター方式の標準規格がなかった。そこで標準となるベクターグラフィック言語として開発されたのがSVGである。ベクター方式とは、画像をビットマップ方式のような点の集合体ではなく、点の座標とそれを結ぶ線(ベクター、ベクトル)などの数値データをもとに演算によって画像を表現するため、データ量も小さく済み、変形処理も自由自在、拡大・縮小しても画質が損なわれないといった特徴を持つ画像フォーマットである。SVGはXMLで記述するため、Webブラウザ上で閲覧することができ、テキストエディタ等でも編集することができる。ハイパーリンクの埋め込みやJavaScript等との連携も可能。ベクター方式であるため、ベクターデータによる画面表示では拡大・縮小をしても画質が損なわれない。アニメーション機能もサポートしており、Flashのような簡単なインタラクティブコンテンツの作成も可能である。従来のWebサイトでは、JavaScriptやFLASHを用いてインタラクティブな表現を実現していたが、HTML/XHTMLにSVG を組み合わせることで、JavaScriptやFLASHに頼ることなく同様の効果がを実現できる。また、レイヤー機能を備えており、背景に写真などの画像を置き、手前にベクターデータによる線画や文字を配置させるといったことも可能である。SVGはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式指定においては「image/svg+xml」で指定された画像フォーマットとなる。ファイルの拡張子は「.svg」とgzip圧縮された「.svgz」がある。「.svgz」ではファイルサイズが数分の一にまで圧縮され、展開機能はWebブラウザ側が受け持つ。

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カテゴリ: WEB担当者様向けデザイナー様向け

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