SaaS

ネットワークを通じてユーザーが必要とするアプリケーションソフトの機能を、必要に応じて提供する仕組みのこと。クラウドコンピューティングにおける形態の1つといえる。代表的なものとして、Webメールや検索エンジン、Google MAP、セールスフォース・ドットコムのCRMシステム「Salesforce」などがある。また、顧客情報管理などを行う「CRM(Customer Relationship Management)」や、顧客のデータベースや商談記録、社内グループウェアの「SFA(Sales Force Automation)」、経理システムなどといった営業系のシステムに多く利用されている。SaaSは「Software as a Service」の略で、サービス型ソフトウェアともよばれている。読み方については、SaaSという概念が登場してまもなくの頃は「サーズ」と発音されることが多かったが、SARSとの混同を避けるため、現在は「サース」と発音されることが多い。また、「エス・エイ・エイ・エス」とよばれることもある。SaaSを利用することで、ユーザーのハードウェアにアプリケーションソフトがインストールされていなくても、ネットワークを通じて必要な機能を必要なときに利用することができる。必要なソフトウェア機能をユーザーがダウンロードしてハードウェアにインストールするものと、サーバー上で動作するソフトウェア機能をオンラインで利用するものとがあり、最近では後者の方が一般的である。SaaSとよく似たサービスに「ASP(Application Service Provider)」がある。ASPはSaaSよりも古くからあるサービスだが、機能性やカスタマイズ性の低さからそれほど普及しなかった。また、SaaSとASPの細かな相違点として、「ASPではアプリケーションソフトの開発とサービス提供は別会社であることが多い」ということが挙げられる。そのためASPでは顧客ごとにサーバーを用意するケースが一般的であった。一方SaaSでは、アプリケーションソフトを開発した会社が自らサービスを提供することが多く、サーバーの共有が可能で、コストダウンにもつながっている。また、SaaSはASPに比べ「顧客に合わせた自由なカスタマイズが可能」「運用開始までの時間が短い」というメリットもある。

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カテゴリ: WEB担当者様向けスマートフォンユーザー向け

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