root化

スマートフォンのOS(プラットフォーム)であるAndroidのカーネルを、ユーザーが勝手にアクセス可能な状態にすること。「root」とは、OSの設定変更やファイル修正などを行うことができる「スーパーユーザー(権限)」を持つアカウントのことである。通常、端末OSの基幹部分の管理者権限はキャリアが持っており、ユーザーが勝手にアクセスできないよう保護されている。その管理者権限をユーザーが奪い取り、キャリアが許可している範囲を超えたファイル操作を行うことがroot化である。メリットとしては、カーネルに勝手に改良を施して動作速度やベンチマークを上げることができたり、root化しないと使用できないアプリケーションを使えるようにしたりできる点が挙げられる。しかしそのリスクは非常に大きく、システムが不安定になってしまったり、サポートサービスが受けられなくなったりする恐れがある。root化を行った端末を安全に使いこなすためには高度な専門知識を必要とし、あくまでも自己責任の改造行為であるといえるので、安易に行うべきではない。root化を行った端末のことを「rooted」や「rootedマシン」、「rooted Android」とよんだり、root化を行わないとインストールできないアプリケーションのことを「rootアプリ」や「rootedアプリ」とよんだりもする。なお、「root」というユーザーの規約名はUNIX系OS全般(AndroidはUNIX系OSであるLinuxをベースに開発されている)で使用されるものであるが、「root化」といった場合、主にAndroid端末におけるスーパーユーザー権限奪取を指すことが多い。Windowsでは、「Administrator」というアカウントがrootに相当する。ただし、Administratorはrootよりも権限の範囲が狭く、一部のスーパーユーザー権限は「Local System」アカウントに割り当てられている。また、Apple社のiOSを搭載したiPhoneやiPod touchなどの端末における「root化」に相当する行為のことを「Jailbreak(ジェイルブレイク、JB)」とよんでいる。Jailbreakは、日本では主に「脱獄」とよばれ、Apple社の認可を受けていない非公認アプリケーションをインストールしたり、さまざまなカスタマイズをしたりするためにiOSの制限を取り外すことを指す。Jailbreakを行うとApple社の保証およびサポート対象外となる上、マルウェアの脅威にさらされたり本体が正しく作動しなくなったりといった不具合が起こる可能性があり、root化同様に行う際は自己責任となる。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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