MC-CDMA

「Multi-Carrier Code Division Multiple Access」の略で、ITU(International Telecommunication Union、国際電気通信連合)が2000年の規格制定を目標に標準化を進めていた次世代携帯電話通信方式の規格「IMT-2000(International Mobile Telecommunication 2000)」で採用された広帯域CDMAの方式の一つ。もともとアメリカなどから「CDMA2000」として提案されていた通信方式で、IMT-2000においては「IMT-MC(Multi Carrier)」と呼ばれる。またMC-CDMAは、日本でもARIB(Association of Radio Industries and Businesses、社団法人電波産業会)によって第3世代携帯電話方式(3G)の一つ「STD-T64」として採択されている。「Wideband cdmaOne」とも呼ばれる「FDD-CDMA(Frequency Division Duplex-Code Division Multiple Access、周波数分割多重-符号分割多元接続)」技術を応用しており、cdmaOneの機能を拡張して高速化を実現した上位規格にあたる。データを拡散させるチャネルの帯域幅はcdmaOneと同じ1.25MHzだが、下り回線は1.25MHzの帯域幅を持つチャネルを3本束ねて運用し、上りと合わせて5MHzとしている。高速移動時144kbps、歩行時384kbps、静止時2Mbpsのデータ伝送能力を実現し、音声と動画によるリアルタイムの通信を可能とした。また、cdmaOneと互換性があることから、cdmaOneの基地局などの設備に最小限の改修を加えることでMC-CDMA(CDMA2000)のサービス開始が可能であり、引き続きcdmaOne対応の端末の使用も可能である。CDMA2000の規格には、1.25MHzの帯域を1本用いる「CDMA2000 1x」と、CDMA2000 1xの発展形で1.25MHzの帯域を3つ束ねて1本のチャネルとして用いる「CDMA2000 3x」がある。日本国内では、KDDIが提供するauブランドにおいて、CDMA2000 1xを採用した「CDMA 1X」サービスが2002年4月に開始された。なお、現在のところCDMA2000 3xの商用化の予定はない。これには、CDMA2000 3xは通信帯域を3倍消費するため、通信コストが上がってしまうことなどが理由としてあげられる。CDMA2000 1xには、「1x MC」やその発展型である「1x EV-DO(Rel.0/BCMCS/Rev.A/Rev.B/MC-Rev.A)」、「1x EV-DO Advanced」などの規格が含まれる。通常「1x」と言った場合は「1x MC」のことを指す。auでは「CDMA 1X」サービスに「1x MC」を、「CDMA 1X WIN」サービスに「1x EV-DO Rel.0/Rev.A」を「WIN HIGH SPEED」サービスに「1x EV-DO MC-Rev.A」を、「EZチャンネルプラス」などの配信サービスに「1x EV-DO BCMCS」を採用している。さらに、2012年4月からは「1x EV-DO Advanced」を「WIN HIGH SPEED」サービスに採用することとした。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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