GPRS

「General Packet Radio Service」の略で、GSM方式の通信網を利用したパケットデータ通信技術のこと。第3世代携帯電話(3G)につながる技術として、第2.5世代(2.5G)と呼ばれる技術の1つである。パケット単位でのデータ送受信が可能で、最大スループットは171.2kbps。1つ21.4kbpsのパケットスロットを8スロットまで束ねる事ができる。GSMの最大9.6kbpsよりもはるかに高速な最大115kbpsの通信速度を実現した。ただし平均値は56kbps程度とされており、実際の通信速度はさらに下がる。しかし、当初の GSM方式に比べると飛躍的な高速化を実現した。既存のGSM方式通信設備をそのまま活用できるため、低コストで高速通信サービスを提供できるというメリットもある。ヨーロッパや東南アジアで広く普及し、携帯電話におけるパケット通信の主流方式として利用されている。GPRSの基盤となっているGSMは、「Global System for Mobile communications」の略で、携帯電話の通信方式の一つである。デジタル技術を用いた通信方式で、それ以前に利用されてきた「FDMA(Frequency Division Multiple Access、周波数分割多元接続)」と呼ばれるアナログの通信方式を第1世代(1G)と呼ぶのに対して、GSMは第2世代(2G)の技術と呼ばれる。GSMはヨーロッパにおいて携帯電話の通信方式を統一するために開発された規格で、第2世代(2G)携帯電話(当時は自動車電話)において、アメリカ生まれの「IS-54」と双璧をなす規格であった。ヨーロッパや中国などを中心に130ヶ国以上で利用され、当時のデジタル携帯電話における事実上の世界標準となった(世界の携帯電話の80%以上がGSM方式といわれていた)が、日本では採用されなかった。当時の日本の第2世代(2G)デジタル携帯電話は、日本で開発されたFDD-TDMA方式の「PDC(Personal Digital Cellular)」が採用されていた。GPRSをさらに発展させた技術にEDGEやEDGE Evolutionという通信方式がある。EDGEを含んだ通信技術は第2.75世代(2.75G)とも呼ばれ、EDGE Evolutionでは第3世代(3G)に匹敵するデータ転送速度を実現している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ: WEB担当者様向け

関連キーワード・合わせて読みたいコンテンツ

Amazon書籍

関連書籍が見つかりませんでした。

PickUpWord

Xperia arc

ソニーグループの携帯電話メーカー、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製のAndroidスマートフォンのこと。2011年3月にNTTドコモか..

more

人気のキーワード

↑このページの上部へ