EMモバイルブロードバンド

イー・モバイルが提供する定額携帯データ通信サービスのこと。なお、「イー・モバイル(EMOBILE)」はイー・アクセス株式会社が提供するサービスブランド名である。1.7GHz帯および2.0GHz帯の電波を使用し、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの高速なデータ通信サービスを定額・使い放題という料金体系で利用することができる。2007年3月に、13年ぶりとなる携帯電話の新規参入事業として開始された。(サービス開始当初はイー・アクセスの完全子会社イー・モバイル株式会社が提供する下り最大速度3.6MbpsのHSDPA通信サービスであった)イー・モバイルのLTEサービス「EMOBILE LTE」の対応エリアでは下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsとなるが、「EMOBILE LTE」エリア外の「EMOBILE G4」エリアでは下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsとなる。EMOBILE LTEに用いられている「LTE(Long Term Evolution)方式」とは、第3世代(3G)携帯電話方式である「W-CDMA」の高速データ通信規格「HSDPA」をさらに進化させ、有線ブロードバンドサービスに迫る高速化を実現した規格である。第4世代(4G)携帯電話に限りなく近い技術という意味で、第3.9世代(3.9G)携帯電話とも呼ばれることもある。LTEはW-CDMA方式の標準化団体「3GPP(Third Generation Partnership Project)」で標準化が進められており、3GPPでは「E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)」と呼ばれている。下りにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)方式を、上りにはSC-FDMA (Single Carrier Frequency Division Multiple Access、シングルキャリア周波数分割多元接続)方式を採用し、20MHz幅における下り100Mbps以上、上り50Mbps以上の通信速度を満たすことが仕様上の要求条件とされている。EMOBILE G4には、下りには「DC-HSDPA(Dual Cell High Speed Downlink Packet Access)」が、上りには「HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)」が用いられている。DC-HSDPAはHSPA(High Speed Packet Access)方式を高度化する仕組みの1つで、HSPAで利用していた通信帯域を二重化することで倍速通信を行う技術である。複数の周波数を利用することにより、HSDPA(下り最大14.4Mbps)の2倍以上の高速化を実現する無線通信規格で、DC-HSDPAでは下り最大42Mbpsを実現している。HSUPAはNTTドコモなどで採用している第3世代携帯電話(3G)方式「W-CDMA(Wideband CDMA)」を拡張し、データ通信を高速化した規格で、第3.5世代携帯電話(3.5G)の一つとされている。W-CDMAでは最大通信速度は2Mbps程度とされているが、HSUPAでは上り最大5.76Mbpsまで高速化することができる。

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カテゴリ: WEB担当者様向けスマートフォンユーザー向け

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