Eclipse

元々はIBMが開発したIDE(Integrated Development Environment=統合開発環境)のこと。現在はEclipse Foundationに運営母体が移管されている。IDEとは、ソフトウェアの開発において用いられるテキストエディタ、コンパイラ、リンカ、デバッガ、その他の支援ツールなどを統合・統一化してひとつの対話型操作環境(多くはGUI)から利用できるようにした開発環境のことである。IDEを使うことにより、巨大で複雑なソフトウェアでも、作成者に負担をかけることなく開発することができる。代表的なIDEにAppleのXcodeやMicrosoftのVisual Studioなどがある。Eclipseは「Eclipse Public License」と呼ばれるライセンスのもとにOSS(オープンソースソフトウェア)として公開されている。Eclipse Foundationに運営母体が移管されてからは世界中の様々な企業やオープンソースソフトウェアの開発者が参加している。その誕生は、IBMカナダが1998年11月から進めていた開発ツール研究プロジェクトの研究成果をソフトウェアの形にしたものであった。VisualAgeの開発を行ったObject Technology International(OTI)研究所が当時の開発に携わっている。2001年11月にオープンソース化(当時の運営母体はEclipse Board of Stewards)され、誰でも無償で入手・改変・再配布できるようになった。2004年2月にEclipse Foundationが結成され、Eclipseの全てがEclipse Foundationに移管された。Eclipse 3.0以降がEclipse Foundationからリリースされている。Eclipse自体はJavaで記述されており、Javaの開発環境として利用できるだけではなく、専用のプラグインを追加することでC++、PHP、Perl、Ruby、JavaScript、C#、D言語、TeX、Python、COBOL、AspectJなど他の言語の開発環境としても利用することができる。このようにオープンソースでありながら高機能、プラグイン開発も容易なことからJava開発者を中心に急速に普及し、Javaを用いたソフトウェア開発において最も普及したIDEとなった。スマートフォン向けのプラットフォームであるAndroidでは、Googleから配布されるAndroid SDK (ソフトウェア開発キット) にEclipse向けのプラグインが含まれている。AndroidアプリはJavaで書かれているため、アプリの開発にはJavaアプリケーションの開発環境が求められる。GoogleからはEclipseにAndroid SDKを入れることでAndroidアプリの開発環境を構築することが推奨されている。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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