CyanogenMod

オープンソースのスマートフォン、タブレット向けプラットフォームであるAndroidをベースにカスタマイズされたファームウェア・ディストリビューション(アフターマーケット・ファームウェア)のこと。BFS(Brain Fuck Scheduler)をタスクスケジューラとして組み込んだ最初のモバイル用OSでもある。最初にリリースされたバージョンは3.1(Dream & Magic)で、最新のバージョン(安定版)は2011年5月にリリースされた7.1(2012年4月現在)である。公式のAndroidファームウェアを上回る性能と信頼性をめざしてデザインされ、microSDへのアプリケーションインストールおよび実行、Wi-Fi・Bluetooth・USB接続でのテザリング機能、FLAC(Free Lossless Audio Codec)のロスレス音楽形式、システムレベルのテーマ変更、圧縮RAMディスクをスワップ領域として利用してメモリ不足を解消する「compcache」、様々なAPN(Access Point Name)のリスト、オープンソースのVPN(Virtual Private Network)である「OpenVPN」、通知バー上のトグル機能、電源メニューからのリブート(再起動)機能、マルチタッチ、スクリーンショット(スクリーンキャプチャ)機能といった公式ファームウェアにはない様々な機能をサポートしている。CyanogenModはAndroid公式のファームウェアではないため、利用するには端末のroot化(rooting)を行う必要がある。root化とは、本来はユーザー権限でしか利用できない端末を、メーカー側が持っているroot権限(スーパーユーザー権限)で利用できるようにすることで、通常の使い方では不可能な設定の変更などを行えるようになる。root化された端末のことはrootedとよばれることもある。root化はおもにAndroid端末で使われる言葉で、iPhoneなどのiOS搭載端末でiOSの制限を解除してAppleの非公式アプリケーションをインストールすることは「Jailbreak」とよぶ。なお、root化を行うとメーカーの保証対象ではなくなるため、root化およびCyanogenModの利用はあくまでもユーザーの自己責任となる。2009年9月には、Google社がCyanogenModの開発者Steve Kondikに対して警告状を送ったことで大きな注目を集めた。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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