Atom

アメリカの半導体メーカーIntel社が、超小型ノートパソコン(ネットブック)やネット利用専用の低価格デスクトップパソコン(ネットトップ)向けに設計した、小型化と低消費電力化を実現した低価格マイクロプロセッサ「Intel Atom プロセッサ」ブランドのこと。2008年3月2日に発表された。2008年4月に発表されたPHS通信機能を持ったWindows Vista搭載の超小型PC「WILLCOM D4」にも、このIntel Atomが使用されている。AtomはIntelが開発した32ビットマイクロプロセッサのアーキテクチャの1つ、「IA-32」に基づくカテゴリの製品で、Intelの製品分類の中でも特に低消費電力化が図られた「LPIA(Low Power on Intel Architecture)」カテゴリに属している。また、同じくLPIAカテゴリの製品である「Intel A100 プロセッサ」の後継製品にあたり、マイクロアーキテクチャから新規に開発された初めてのLPIA製品でもある。一般的なノートパソコン向けCPUの大きさが35mm×35mm程度であるのに対し、Atomは22mm×22mmと60%程度の大きさに収めてある。消費電力もTDP(Thermal Design Power、熱設計電力)値で0.6〜2.5ワット程度と、一般的なノートパソコン向けCPU(一般的なコア2デュオだ34でワット程度、超低電圧版のコア2デュオで10ワット程度)の10%以下に抑えていながら、最高1.8GHz程度のクロック周波数を確保している。Atomブランドには、シングルコアの製品だけでなく、デュアルコアの製品も用意されている。さまざまなバリエーションがあり、2009年12月には、メモリコントローラーとグラフィックコアをCPUに統合した「Pine Trailシリーズ」が発表された。また、主にMID(Mobile Internet Devices)を対象としたハードウェアプラットフォームの「Intel Centrino Atom」ブランドがAtomと同時に発表されている。これはAtomを中心にグラフィックス機能や無線機能などに関するチップセットを含んだ1つのパッケージとしたものであるが、2008年8月にはこのブランド名は廃止され、「Atom」ブランドに統一された。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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