Adobe Flash Lite

Adobe社が携帯電話などの携帯端末向けに開発したFlash Playerのこと。Flash Playerとは、Adobe Flashで作成した動的コンテンツ(Flashファイル)をWebブラウザなどで再生するためのプラグインソフトである。Flashファイルは音声や動画、ベクターグラフィックスのアニメーションを組み合わせて、単純なアニメーション再生のみならず、ユーザがキーボードやマウスによる操作を行えたり、入力フォームによる文字入力なども可能なインタラクティブなコンテンツを実現する。Adobe Flash Liteを搭載した携帯端末では、Flashを利用した表現力が高い動きのある待受画面やWebでのFlash再生、ゲーム、音楽、ニュースフラッシュなどを利用することができる。Adobe Flash Liteの仕様はFlashをベースにしているが、携帯端末ではメモリやセキュリティ等の関係があり、最大容量や外部アクセスが制限された軽量版となっている。また、電池残量や電波状況などを取得して画面を変化させるといったような、携帯電話ならではのActionScriptを実装している。最初のバージョンは、Flash 4をベースにしたFlash Lite 1.0で、2003年にリリースされた。容量制限は20KB。翌年には容量制限を100KBに拡大したFlash Lite 1.1がリリースされた。その後も継続的に新バージョンがリリースされており、2006年にはFlash 7ベースのFlash Lite 2.0。Windows Mobile 5.0に対応し、国内向けスマートフォンでも利用できるようになったFlash Lite 2.1。2007年にはFlash Videoに対応したFlash 8ベースのFlash Lite 3.0。2008年にはFlash Lite 3.1。2010年にはFlash 10ベースのFlash Lite 4.0がリリースされた。Flash Lite 4.0はAndroid 2.1で採用されたが、国内のフィーチャーフォンでは採用されていない。バージョンアップのたびに飛躍的に普及率を高め、バージョン1.0では国内のフィーチャーフォンにおける普及率は数%にすぎなかったが、バージョン3.1では50%近い普及率を達成した。なお、Flash Liteは現在でもサポートされてはいるが、Adobe Flash 10.1からはフル機能のFlash Playerが携帯端末向けにも提供されるようになった。

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カテゴリ: WEB担当者様向けコーダー様向けスマートフォンユーザー向け

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