A-GPS

携帯電話などの位置情報サービスに利用されている現在地を確認する技術のこと。A-GPSの「A」は「補助されている」という意味の英語「assisted」の頭文字で、「アシスト型GPS」とよばれることもある。A-GPSは人工衛星からの電波を利用した全地球測位システム「GPS(Global Positioning System)」を改良し、携帯電話などのデータ通信を補助的に利用して位置測位を行っている。GPSは人工衛星からの電波を受信することで現在地を確認するため地球上の広い範囲を測位対象とすることができるが、電波が衛星を中継するため測位に時間がかかったり、屋内での測位には適していなかったりというデメリットがあった。一方、A-GPSでは携帯電話の通信網を利用して観測可能範囲にいる衛星の軌道情報などを取得する。そのためGPSに比べて測位時間が短く済むことや、場所によっては屋内での測位も可能となる。携帯電話の電波の届くエリアであれば、市街地で5~10m程度、建物内で20m程度以内の誤差で現在地を確認することができる。ただし携帯電話の通信網を利用しているため、電波が圏外のエリアでは利用できない。また、国際ローミングサービスを利用しているとA-GPSの機能は利用できないことが多い。GPSに対応する携帯端末の多くが、A-GPSに対応しており、iPhoneの現在地確認機能やNTTドコモのiコンシェルで提供されている「オートGPS」などでこの技術が利用されている。最近では位置情報サービスだけでなく、取得した位置情報を利用した様々なアプリケーションやサービスも増えてきている。また、auの端末では、以前からA-GPSの一種である「gpsOne(ジーピーエスワン)」を搭載していた。gpsOneはCDMAをベースとしている位置情報取得技術のことで、カーナビサービスの「EZ助手席ナビ」やハンディナビサービス「EZナビウォーク(旧名称:EZ@NAVI)」などに利用されている。なお、携帯電話の通信網を利用せずに人工衛星からの電波のみを利用するいわゆる従来型のGPSのことを、A-GPSに対して「スタンドアローンGPS」とよぶこともある。非常に便利なA-GPS機能ではあるが、A-GPSの機能をオンにしておくと常時通信を行うこととなるため、バッテリーの消費が激しいという問題も生じる。そのため普段この機能を使用しないユーザーは機能をオフにしてバッテリーの持ちを良くさせるといったケースもある。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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