モバイルコンピューティング

移動中や外出先などで、携帯電話やスマートフォン、モバイルPCなどの移動体通信機器(モバイル機器)を使用してデータを作成したりインターネットサービスを利用したりすること。またはそのような作業を実現する利用環境のこと。普段オフィスなどで行う、コンピュータを使用した情報処理作業(コンピューティング)をモバイル機器を利用してオフィスの外で行うことを指すケースが多い。特にデータ通信を併用する場合を指すことが多く、モバイルインターネットなくしては成り立たない作業形態ともいえる。モバイルコンピューティングを上手に活用することで、外出先での資料作成やデータ確認などを迅速に行うことが可能となる。また、外出先で得たデータを随時オフィスに転送することもでき、移動時間の削減・短縮や効率・サービスの向上が期待できる。モバイルコンピューティングの発展には、モバイル機器の進化とモバイルインターネットの環境整備が大きく関わっているといえる。以前はモバイル機器といえば携帯電話、モバイルPC、PDAが中心であったが、最近では小型軽量化・高性能化が進んでいるにもかかわらずパソコンと同様の仕事をすることができる、スマートフォンやタブレットPCが多くのユーザーに利用されている。また、携帯電話会社などが提供するデータ通信回線も、通信速度の向上がめざましい。モバイルWiMAXによる下り最大40MbpsのUQ WiMAXやLTEによる下り最大75Mbpsを実現したNTTドコモのクロッシィ(Xi)など、高速化を実現したさまざまな新しい通信規格も登場している。ほかにも公衆無線LANサービスの増加やプリペイド方式のデータ通信サービスの登場なども手伝い、モバイルインターネット環境は大きく発展し続けている。このようにモバイルコンピューティングを行うための環境が整備されてきたことにより、オフィスの外でもオフィス内と変わらぬ作業ができるようになり、モバイルコンピューティングがビジネスの一形態として珍しくなくなった。また、こうした発展に伴いモバイルコンピューティング市場を形成するための業界団体「モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)」が1997年6月に設立されている。MCPCには通信キャリアやハードウェアメーカー、ソフトウェアメーカー、システムインテグレータなどの178社(2012年3月現在)が参加し、モバイルコンピューティングシステムの標準化活動、モバイルコンピューティングの普及推進、モバイルコンピューティング導入による成果事例表彰などの活動を行っている。

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カテゴリ: WEB担当者様向けスマートフォンユーザー向け

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