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フルブラウザ
通常の(PC向けの)Webページを閲覧することができる携帯電話向けWebブラウザのこと。代表的なものにOpera Software社が提供する「Opera Mobile」や、株式会社jig.jpが提供する「jigブラウザ」、ACCESSが提供する「NetFront Browser」、Androidに搭載されている「Android Browser(Google Chrome)」、iPhoneやiPod touchに搭載されている「Mobile Safari」などがある。携帯電話では、表示画面の大きさや通信速度、処理を行うCPUパワーの問題などがあり、携帯電話向けの専用コンテンツ(iモードやEZウェブなど)が用意されていたが、最近ではそういった問題が徐々に解消され、フルブラウザを搭載することで携帯電話でも通常のWebページの表示が可能となった。しかし、表示画面の大きさなど携帯電話でパソコンと全く同じ環境を用意することは不可能なため、フルブラウザであっても表示内容を簡素化させるなどの工夫が行われている。また、全てのWebページに対応しているというわけではなく、中には表示できないコンテンツも存在する。フルブラウザは端末のOS(オペレーティングシステム)上で直接(ネイティブに)動作するネイティブアプリケーション系のものと、Javaアプリケーション系のものとに分けられる。ネイティブアプリケーション系のフルブラウザとは、端末にはじめから内蔵されているものや、スマートフォンにインストールして使用するものを指し、Android Browser (Google Chrome)やMobile Safari、Opera Mobile、NetFront Browserなどがこれにあたる。Javaアプリケーション系のフルブラウザは、一般には端末に内蔵されていることはなく、ユーザが自らダウンロード・インストールして使用する。 ネイティブアプリケーション系のものに比べると機能や性能は劣るものの、より幅広い端末での利用が可能である。このタイプのフルブラウザは、多くの場合、開発元などに置かれた中継サーバを経由してWebサイトにアクセスするという方法をとる。Javaアプリケーションだけで全ての処理を行うのには容量や性能の面で限界があるため、中継サーバにおいてできる限りの処理を行い、Javaアプリケーションはユーザインタフェースのみに専念できるよう設計されているためである。なお、「フルブラウザ」という名称はNTTドコモが2005年3月に商標として出願したが、2006年10月に商標登録の拒絶査定が確定したという経緯がある。
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