デュアルコアプロセッサ

1つのパッケージに2つのプロセッサコアを内蔵したマイクロプロセッサのこと。代表的な製品にIntelの「Core 2 Duo」、AMD(Advanced Micro Devices)の「Athlon X2」などがある。複数のプロセッサコアを内蔵するマルチコアプロセッサのうち、デュアルコアプロセッサは最も基本的なものといえる。ほかの構成例として、プロセッサコアが1つだけのシングルコア、4つのクアッドコア、6つのヘキサコア、8つのオクトコア(オクタルコア)、さらに多くのプロセッサコアを内蔵した「メニイコア」などがある。以前からサーバーのような高い性能が求められる大型コンピュータなどにおいては、複数のマイクロプロセッサを搭載することで性能の向上を図っていた。一方、個人が使用するパソコンにおいては、そのようなケースは稀で、マイクロプロセッサのクロック周波数を上げることなどで性能の向上を図るのが一般的であった。しかし、クロック周波数を上げることにより、マイクロプロセッサから発生する熱や消費電力が増加するといった問題が壁となり、2004年頃からクロック周波数の上昇率は伸び悩む。この問題を解決するための手段の1つとして、2005年頃から1個のマイクロプロセッサでありながら2個のプロセッサコアを内蔵して、疑似的に2個のマイクロプロセッサを搭載しているような動作を実現するデュアルコアプロセッサを利用する方向に方針が変更されてきた。デュアルコアプロセッサでは、2つのプロセッサコアは基本的に独立しており、それぞれのプロセッサコアはほか他のプロセッサコアの影響を受けることなく動作する。1台のコンピュータに2個のマイクロプロセッサを搭載するデュアルプロセッサ構成と同様に、複数のプロセッサコアで処理を分担することで、処理能力の向上が期待できる。デュアルコアプロセッサにおいては、完全なプロセッサを2つ集積することはあまりなく、多くの場合2次キャッシュなど周辺の機能は2つのコアで共有させる。このようにキャッシュメモリを共有させることで、片方のプロセッサコアが読み込んだデータをもう一方のプロセッサコアが流用できるといったメリットも生まれる。1つのプロセッサコアの処理性能を向上させるよりも開発が容易なことから、パソコンに搭載するマイクロプロセッサのマルチコア化が進んでいる。また、最近では携帯電話やスマートフォンでもデュアルコアプロセッサのものが増加中である。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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