テザリング

スマートフォンなどの携帯電話機を外部モデム(親機)として利用し、パソコンやモバイル端末など(子機)を携帯電話回線(3G回線やWiMAXなど)を通じてインターネットに接続させること。その呼び名「tethering」は「繋ぎ止める」という意味を持つ英単語「tether」に由来している。親機と子機との通信にはWi-FiやBluetooth、USB接続などが使用され、スマートフォンの機種によっては子機を数機種同時に接続することも可能である。そのため、テザリングを使用すればモバイルルーターとしても活用できる。iPhone OS 3.0以降でこの機能がサポートされることが公表され大きな話題となった。バージョン3.0ではBluetoothとUSB接続によるテザリング機能を搭載し、バージョン4.2.5からは無線LAN接続も可能とした。Androidではバージョン2.2からテザリング機能を搭載している。利用するユーザーは別途パソコンやモバイル端末用にデータ通信契約を結ぶことなく、携帯電話の契約だけでインターネット接続できるという大きなメリットを享受できる。ただし、携帯電話やスマートフォンに比べてパソコンやモバイル端末でのインターネット利用は必要とされるデータ量が圧倒的に多いため、携帯電話の通信回線を逼迫させる恐れがある。また、データ通信を定額制としている携帯電話事業者にとっては利用されるデータ量が多ければ多いほど大きな損害となってしまうため、事業者によってテザリングを公式に認める事業者と認めない事業者とに分かれている現状である。また、公式に認めてはいるものの「定額の上限料金を上げる」などの条件付きで対応している事業者もある。海外の事業者の例では、イギリスのO2社がテザリングの専用パッケージを用意してサービスを運営している。また、アメリカ合衆国のAT&T Mobility社やVerizon Wireless社では一定の通信料を超えると従量制料金となる。日本の事業者では、ソフトバンクモバイルではテザリング機能の利用を認めていないが、NTTドコモ、au、イーモバイルでは特定の機種に限ってテザリング機能が利用可能である。イーモバイルは追加料金や定額料金の引き上げなしにテザリングを利用できるが、NTTドコモはテザリングを利用すると定額制の上限金額が引き上げられ、auはWiMAX利用の追加料金を支払うことでテザリングが使用可能となる。NTTドコモでは2011年の夏以降、テザリング対応機種の数が一気に増加した。イーモバイルも最新機種は全てテザリング対応であるなど、今後は各社でテザリング対応機種が増えていくことが考えられる。

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カテゴリ: WEB担当者様向けスマートフォンユーザー向け

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