スーパー3G

携帯端末向けの高速データ通信仕様の1つ。近年は「LTE(Long Term Evolution)」とよばれることの方が一般的となっている。NTTドコモやソフトバンクモバイルなどで採用している第3世代(3G)携帯電話方式「W-CDMA」の高速データ通信規格である「HSDPA」をさらに進化させ、有線ブロードバンドサービスに迫る高速化を目指したもので、技術的には4Gに近いことから「第3.9世代(3.9G)」とよばれることもある。下り100Mbps以上、上り50Mbps以上の高速通信の実現を目指し、W-CDMA方式の標準化団体「3GPP(Third Generation Partnership Project)」で標準化が進められ、2009年3月に仕様が策定された。3GPPでは「E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)」とよばれている。日本国内では、NTTドコモが他社に先駆けてLTEサービスの「Xi(下り最大75Mbps、上り最大25Mbps)」を2010年12月から提供している。他社もそれに続いて順次LTEサービスの提供を予定しており、イー・アクセスは2012年3月から「EMOBILE LTE(下り最大75Mbps、上り最大25Mbps)」のサービスを開始した。KDDI(au)とソフトバンクも2012年中のサービス開始を目指している(2012年5月現在)。また、LTEをさらに発展させた通信規格が「LTE Advanced」である。LTE AdvancedはWiMAX2と並ぶ国際電気通信連合(International Telecommunication Union、ITU)の定める第4世代(4G)移動通信システム「IMT-Advanced規格」の1つである。NTTドコモが2011年1月にLTE Advancedの実験用予備免許を取得しており、1.5GHz帯(band21)を利用して2016年以降の商用サービス開始を目指している。MT-Advancedの基準を満たす通信スピード(下りで静止/低速移動時最大1Gbps、高速移動時100Mbps、上りで500Mbps以上)であること、世界中で使える各種機能とローミングを実現することなどが特徴として挙げられる。なお、スーパー3Gに似た用語として「ウルトラ3G」があるが、ウルトラ3Gは2005年6月にKDDIが提唱した、固定・移動網を統合した次世代ネットワーク構想の呼び名であり、スーパー3Gとはまったく別のものである。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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