クワッドバンドGSM

クワッドバンドGSMの「GSM」とは「Global System for Mobile communications」の略で、携帯電話の通信方式の一つである。デジタル技術を用いた通信方式で、それ以前に利用されてきた「FDMA(Frequency Division Multiple Access、周波数分割多元接続)」と呼ばれるアナログの通信方式を第1世代(1G)と呼ぶのに対して、GSMは第2世代(2G)の技術といわれる。ヨーロッパにおいて携帯電話の通信方式を統一するために開発された規格で、第2世代(2G)携帯電話(当時は自動車電話)において、アメリカ生まれの「IS-54」と双璧をなす規格であった。ヨーロッパや中国などを中心に130ヶ国以上で利用され、当時のデジタル携帯電話における事実上の世界標準となった(世界の携帯電話の80%以上がGSM方式といわれていた)が、日本では採用されなかった。当時の日本の第2世代(2G)デジタル携帯電話は、日本で開発されたFDD-TDMA方式の「PDC(Personal Digital Cellular)」が採用されていた。日本では、その後もGSM方式のサービスが提供されることはなかった。しかし、日本で販売されている端末の中にも国際ローミング対応機種としてGSM方式に対応して、海外のGSM圏の国で使用可能な機種も存在する。「GSM」の周波数帯には、850MHz帯(米国など)、900MHz帯(欧州やアジアなど)、1800MHz帯(欧州やアジアなど)、1900MHz帯(米国など)の4つがある。GSMを採用している国同士では、国際ローミングにより国を移っても同じ携帯電話を使用することができるが、端末がその国の周波数に対応していないと使用することはできない。そのため、複数の周波数帯に対応した端末(携帯電話機)が普及している。850/900/1800/1900MHz帯4つ全てに対応した端末のことをクワッドバンドGSM端末という。クワッドバンドGSM端末なら、日本と韓国を除くほとんどのGSM圏の国で使用可能となる。また、900/1800MHz帯に対応するものをデュアルバンド(Dual-band)端末、900/1800/1900MHz帯に対応するものをトライバンド(Tri-band)端末と呼ぶ。北米向けの端末には850/1800/1900MHz帯に対応するものもあり、これもトライバンドと呼ばれることがあるが、一般的にトライバンドといえば前述の900/1800/1900MHz帯に対応するものを指す。

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