アクセシビリティ

アクセシビリティ(accessibility)とは、年齢や障害の有無に関わらず、製品や情報、サービスなどを誰でも問題なく利用できることである。PCやスマートフォンによるWebコンテンツの利用におけるアクセシビリティは「Webアクセシビリティ」と呼ばれる。Webアクセシビリティを向上させるため、W3C(World Wide Web Consortium)により「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)」というガイドラインが提唱されており、画像や音声などの非テキストコンテンツには代替テキストを提供すること、すべての機能をキーボードから操作できるようにすることなどが規定されている。
スマートフォンの場合、「ボタンが大きい」「メニューがシンプル」など、ユーザーが迷わずWebコンテンツを閲覧できるものがWebアクセシビリティを考慮したスマートフォンとされる。また、音声入力・読み上げ機能などもスマートフォン本体に備わっているアクセシビリティ機能と言える。
ただし、スマートフォン本体に機能が備わっていてもWebコンテンツがスマートフォンの表示に対応していなければスマートフォンのアクセシビリティ機能は意味を成さない。
近年、スマートフォンの普及率は高まっており、スマートフォンからWebコンテンツを利用する際のアクセシビリティの改善・向上が急務となっている。また、PCだけでなくスマートフォンなどのデバイスに対応したWebコンテンツの構築も求められている。
スマートフォン本体の代表的なアクセシビリティ機能としては、Apple社のスマートフォン「iPhone」のVoiceOverや、Google社のスマートフォン「Android」のTalkBackなどがある。また、Apple社ではスマートフォンだけでなくタブレットなどの製品にもアクセシビリティ機能を搭載している。標準搭載されているアクセシビリティ機能に関してはApple社のスマートフォンが先行しているとの見方があるが、Google社はサードパーティー製のアプリを許容している面があるため、アプリによるスマートフォンのアクセシビリティ機能向上も期待される。
2004年6月20日には、WebアクセシビリティがJIS(日本工業規格)化された。JISにおける正式名称は、JISX8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」。これは高齢者や障害者がWebコンテンツを利用する際、アクセシビリティを確保・向上させるため、Webコンテンツを企画、設計、製作・開発、検証及び保守・運用するときに配慮すべき事項について規定したものである。JIS X 8341-3の改正版としてJIS X 8341-3:2010がある。Webアクセシビリティの理解と普及を促進するための組織「情報通信アクセス協議会ウェブアクセシビリティ基盤委員会」は、JIS X 8341-1:2010においてアクセシビリティを「様々な能力をもつ最も幅広い層の人々に対する製品、サービス、環境又は施設(のインタラクティブシステム)のユーザビリティ」と定義している。

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カテゴリ: WEB担当者様向け

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