IMT-2000

ITU(International Telecommunication Union、国際電気通信連合)が2000年の規格制定を目標に標準化を進めていた次世代携帯電話通信方式の規格のこと。2GHz帯の周波数帯を使うことから、名称の「2000」は「2000年」と「2000MHz=2GHz」に由来している。80年代のアナログ方式のものを第1世代(1G)、日本のPDCや欧州のGSMなど90年代のデジタル方式のものを第2世代(2G)とした上で、IMT-2000に準拠した通信方式のことを第3世代(3G)とよんでいる。第3世代携帯電話は、第2世代(2G)端末と比較して、より高速なデータ通信の実現、高音質な通話、動画の配信、テレビ電話、国際ローミングなどが実現できる。当初IMT-2000では、規格を1つに統一する予定であった。しかし、各国の携帯電話事情などを考慮した結果、1999年に5つの地上系無線方式の規格が勧告された。IMT-DS、IMT-MC、IMT-TC、IMT-FT、IMT-SCの5規格である。さらに2007年には、IEEE 802.16eの派生型であるIMT-2000 OFDMA TDD WMANが追加され、計6規格となった。ちなみにIMT-2000の3Gの規定は、高速移動時に144kbps、低速移動時に384kbps、静止時に2Mbpsの通信速度を満たすこととされている。各国での3G利用例として、欧州などで採用されているW-CDMA(IMT-DS)、北米などで採用されているCDMA2000(IMT-MC)、中国で採用されているTD-SCDMA(IMT-TC)、欧州で採用されているDECT(IMT-FT)、米国などで採用されているUWC-136(IMT-SC)、米国などで採用されているWiMAX(IMT-2000 OFDMA TDD WMAN)などがある。日本では、W-CDMAがNTTドコモのFOMAやソフトバンクのSoftBank 3Gで、CDMA2000がauのWINで、WiMAXがUQ WiMAXで採用されている。現在は3Gをさらに高速化させた3.5GとよばれるHSDPAやCDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.Aや、3.9GとよばれるLTEなどが実用化され、3Gと3.5G、3.9Gが混在している状況である(2012年5月現在)。また、さらに高速化を図り有線ブロードバンドに匹敵する通信速度を目指した4GとよばれるLTE AdvancedとWiMAX 2も2012年2月にITUがIMT-Advanced規格として勧告しており、近い将来の実用化が見込まれている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリ: スマートフォンユーザー向け

Amazon書籍

関連書籍が見つかりませんでした。

PickUpWord

Evernote

Evernote社が提供する、オンライン上のパーソナルドキュメント管理システムサービスのこと。無料のスタンダード版と有料のプレミアム版がある。2008年2月にベータ版としてサービスを開始し、世..

more

人気のキーワード

↑このページの上部へ