近接センサ

iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンの多くには、加速度センサーや近接センサー、輝度センサー(環境光センサー)といった様々なセンサー(sensor)が備わっている。センサーとは、力の大きさや距離の遠近、明るさなどの物理量を、電気信号などのほかの種類の量に変換する電気回路の部品のことである。スマートフォンはこれらのセンサーを利用して電話機能の使い勝手を向上させたり、様々なアプリケーション(アプリ)に応用したりしている。こうしたセンサーの1つ、近接センサーは、直接触れなくても対象物が近づくだけでON・OFFを切り替えることができるセンサーである。原理には静電気や磁気、超音波、電磁波、赤外線などを応用している。静電気を利用したものは「静電容量型」と呼ばれ、電極が絶縁体を挟んでコンデンサ(蓄電器)を構成し、物体が近づくことで生まれるコンデンサ内の電気エネルギーの量(静電容量)の変化を検出する。また、磁気を利用したものは「誘導型」と呼ばれ、誘導電流による検出コイルのインピーダンスの変化を検出する。誘導型は金属を対象にした近接センサーに使われる。ほかにも超音波を利用している「超音波型」や「電磁波型」などの種類がある。近接センサーのスマートフォンへの応用例として、通話の際に耳を本体に近づけるだけで自動的にタッチパネルディスプレイのON・OFFを切り替えるiPhoneがある。ちなみに、iPhoneの近接センサーは赤外線を利用した「赤外線型」である。「赤外線型」の近接センサーは、赤外線を送り出す発光素子と赤外線を受信して電気信号に変換する受光素子とで構成されている。発光素子から照射された赤外線は、物体に当たって反射し受光素子に戻ってくる。受光素子は、反射して戻ってきた赤外線を感知して電力に変換し、この変換された電力が一定以上になったときに物体がある一定の距離内に近づいたと判定する。iPhoneの例でいえば、通話の際に使用者の顔がiPhoneに近づいているとき、耳や顔などがタッチパネルに触れることで発生する誤操作を防止しているのである。

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カテゴリ: スマートフォンユーザー向け
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