輝度センサ

iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンの多くには、加速度センサーや近接センサー、輝度センサー(環境光センサー)といった様々なセンサー(sensor)が備わっている。センサーとは、力の大きさや距離の遠近、明るさなどの物理量を、電気信号などのほかの種類の量に変換する電気回路の部品のことである。スマートフォンはこれらのセンサーを利用して電話機能の使い勝手を向上させたり、様々なアプリケーション(アプリ)に応用したりしている。こうしたセンサーの1つ、輝度センサー(iPhoneでは環境光センサーとよんでいる)は、周囲の明るさを検知するセンサーである。照度センサーや光センサーともよばれる。輝度センサーには、大きく分けてフォトトランジスタを使うもの、フォトダイオードを使うもの、フォトダイオードにアンプ回路を追加したもの(フォトIC)の3種類がある。フォトトランジスタのものは、コストが安く出力電流も大きいが、感度の温度変動や分光特性の素子間バラつきが大きいといったデメリットがある。フォトダイオードのものは、フォトトランジスタのものよりもややコストが高く出力電流も小さいが、感度の温度変動や分光特性の素子間バラつきの面ではフォトトランジスタよりも安定している。フォトダイオードにアンプ回路を追加したもの(フォトIC)は、もっともコストが高いが、出力電流が大きく、感度の温度変動や分光特性の素子間バラつきも安定している。デジタル出力も可能である。輝度センサーは、スマートフォンや携帯電話、テレビ、パソコンのディスプレイモニターなどにおいて、周囲の明るさに合わせてディスプレイの輝度(明るさ)調整に役立てられている。周囲が明るい場所では見やすいように明るくディスプレイを表示し、逆に周囲が暗く、必要以上に明るく表示しなくても十分にディスプレイが確認できるときには暗めに表示することで、自然で見やすいディスプレイと省電力を実現している。iPhoneとiPadには初代モデルからこの環境光センサーが搭載されている。Android端末の場合はすべての機種に搭載されているわけではないが、多くの機種で搭載されている有名なセンサーである。携帯電話でもこのセンサーが採用されている端末が増えている。携帯電話やスマートフォンにとってバッテリーの持ちを向上させるということは非常に重要な課題であり、輝度センサーの活用による省電力化はその問題解決に一役買っているといえる。さらに、テレビやパソコンのディスプレイモニターにも輝度センサーが採用されているものは多い。最近ではLEDバックライトを採用しているものも登場し、さらなる省電力化を実現している。

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カテゴリ: スマートフォンユーザー向け
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