磁気センサ

iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンの多くには、加速度センサーや近接センサー、輝度センサー(環境光センサー)といった様々なセンサー(sensor)が備わっている。センサーとは、力の大きさや距離の遠近、明るさなどの物理量を、電気信号などのほかの種類の量に変換する電気回路の部品のことである。スマートフォンはこれらのセンサーを利用して電話機能の使い勝手を向上させたり、様々なアプリケーション(アプリ)に応用したりしている。これらのセンサーの1つである磁気センサーは、磁場(磁界)の大きさや方向を計測するセンサーである。磁界センサー、地磁気センサー、磁力計、地磁気センサーなどと呼ばれることもある。磁気センサーの技術は、磁場と電流の相互作用で電流にローレンツ力が加わり起電力が発生する素子(ホール素子)のホール効果を利用した「ホール素子センサー」と、磁界の強さに応じて電気抵抗値が変化する磁気抵抗素子(MR素子)を用いてホイートストン・ブリッジを構成する「MRセンサー」の、大きく2種類に分けられる。ほかに、コイルに磁束を通して誘導電流を検知する「フラックス・ゲート(flux gate)方式」や、アモルファス・ワイヤを利用する「磁気インピーダンス(MI)方式」などもあるが、製品化の例は少ない。磁気センサーは、地磁気を計測し方位を測定するセンサーとして、多くのスマートフォンやタブレットPCに採用されている。さらに、そのLBS(Location Based Service)機能を活かした地図アプリケーションやAR(Augmented Reality、拡張現実)アプリケーション、ゲームアプリケーションの開発も多い。需要が高いことから、「微小電気機械素子創製技術(Micro Electro Mechanical Systems、MEMS、メムス、マイクロマシン)」により小型化された3軸地磁気センサーなども開発されており、コンパクトで高い精度の電子コンパス機能を実現している。非接触スイッチとしては、折りたたみ式携帯電話、ノート・パソコン、冷蔵庫のドア、エアコンのファン制御といった多くの家電製品のほか、自動車ではタイヤ圧検知、ペダルやトランスミッションの位置検知など、実に多くの製品に応用されている。

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カテゴリ: スマートフォンユーザー向け

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